3月 072013
評論家の増田悦佐さんが「デフレ救国論」という本で素晴らしいアメリカの現状についてのまとめをしているので紹介します。
「2012年のアメリカを象徴する30の事実」
(1)延滞中のローン600万件
(2)90年代に1時間の労働で買えたガソリン10ガロン:今は6ガロン
(3)全米世帯の43%が収入を上回る支出を継続中
(4)オバマ在任期間中に長期失業者は260万人から560万人に増加
(5)平均失業期間は、アメリカ史上最長に近づきつつある
(6)アメリカの労働力人口2370万人が失業ないし、不本意な就業中
(7)労働力年齢人口8800万人が就業せず求職もしていないが、この数は史上最高
(8)2000年に全雇用の約20%が製造業だったが、現在はわずか5%
(9)2001年以降、5万6000カ所以上の製造業事業所が閉鎖された
(10)4990万人が健康保険未加入で、企業の提供する保険への加入者は11年連続で減少中
(11)NYタイムス推計では、1億人が貧困レベルかそのわずか上の暮らし
(12)企業利益率は史上最高で、極度の貧困状態で暮らす人数も史上最高
(13)現代アメリカ社会では、上から1%の保有資産額が、下から90%の保有資産総額よりも大きい
(14)下から50%の保有資産総額は、全米家計資産のたった2.5%
(15)子供の貧困率:フィラデルフィア36.4%、アトランタ40.1%、クリープランド52.6%、デトロイト53.6%
(16)フードスタンプ受給者は、オバマ政権下で3200万人から4600万人に拡大
(17)65歳以上の世帯主の世帯の35歳以下の世帯主の世帯に対する保有資産倍率は1984年の10倍から47倍に急拡大
(18)インフレ率調整済みの全米学生の借金は、10年前に比べて倍増した
(19)アメリカ人全体の46%がクレジットカードの負債を翌月以降に持ち越し
(20)残高の持ち越しがあるクレジットカード負債の平均金利は13.1%
(21)アメリカ国民全体で7980億ドルのクレジットカード負債を抱えている
(22)自動車ローン総件数の45%は、サプライムローンを抱えた世帯へのローンだ
(23)1970年当時なら20ドル分の購買力を得るのに、今は116ドル必要
(24)連邦所得税を払っていない国民の数は史上最高に達している
(25)全米世帯の48.5%が政府支援受給中:1980年には30%未満だった
(26)オバマ政権下だけでも、政府が国民に直接支給する金額は32%増加している
(27)米国債総残高は、カーター大統領就任時の22倍以上になった
(28)オバマ就任以来の政府債務は、ワシントンからクリントンまでの総増加額以上の伸びとなっている
(29)今、米国債残高は、1時間に1億5000万ドルのペースで増えている
(30)1800年にはGDPの2%だった連邦政府支出が今は、23.8%、2040年には36.8%に達すると予測されている
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