m.yamamoto

東愛知新聞より 

議員定数削減へ”のろし”
豊橋市議会、新会派「春風会」

豊橋市議会(4BY3_197_4_R_R0人)が議員定数問題で揺れている。最大会派「豊橋自民」から3日、削減を主張する3人が脱会し、第2会派「清志会」を出た岩瀬篤氏(無所属)とともに「4減案」を大沢初男議長へ提出。第4会派「まちフォーラム」も同日4減案を出し、計8人が3月定例会での条例改正案可決に向け“のろし”を上げた。大沢議長が4日の議会運営委員会に同案を諮問し、まちフォーラムの芳賀裕崇代表は、他会派代表者らから「(議運での結論が出ないうちでの提案は)ルール違反だ」などと非難を浴びせられたが、あとのまつり。4減案はこのまま今定例会に上程され、最終日の26日に多数決を仰ぐ運びとなった。
豊橋自民を脱会したのは、伊藤篤哉(52)山本正樹(51)中村竜彦(30)の3氏で、いずれも1期目。4日に新会派「春風会」を設立して記者会見を開き、伊藤代表が「真の議会改革を目指す。来年4月の統一地方選に向け、議員自らスリム化することで襟(えり)を正し、新しい分権時代をリードできる地方議会にしたい」などと決意を述べた。
定数問題については主要5会派の合意により、3月定例会までに結論を出すとして、昨年6月から各会派代表5人によるプロジェクトチーム(田中敏一委員長)が協議を重ねてきた。この5人に正副議運委員長と豊橋自民政調会長を加えた8人でつくる理事会で2月1日、「現定数40が妥当」という結論を出した。同月15日の議運で報告されたが、田中氏が「引き続き理事会で協議するべき」と提案し、改めて理事会に委託された形となるなど、迷走を続けてきた。しかし問題は、そうした「削減回避」の思いから、条例改正案上程を6月あるいは9月議会へ先送りする動きがあらわになったこと。
今回の「春風会」発足は、こうした動きに業を煮やした若手議員による、自浄作用の発現ともみられる。4減の根拠として同会では、豊橋市と同規模の中核市の市民1人当たりにかかる費用と比べ、最小になるよう導き出したと説明する。
一方、早くから「6減案」を主張してきたまちフォーラムでは、大沢議長から「4常任委員会から1人ずつ委員を減らす数字」として、より可決の見込みが高い4減案のあっせんを受け、それを受け入れた形。芳賀代表は「賛成者を増やしていく。提案した以上は可決したい」と意気込む。今後、清志会や豊橋自民を中心に、さらなる若手議員の会派離脱など予想される。
なお、同市議会の新たな会派構成は、次の通り。
清志会(11人)豊橋自民(9人)公明(6人)まちフォーラム(4人)共産(3人)春風会(3人)、とよはし市民会議(1人)紘基会(1人)、無所属(2人)

起立採決で賛成多数により
「4減案」を可決した豊橋市議会

 

豊橋市議会の定数問題で26日、「まちフォーラム」(8人)と「春風会」3人(山本正樹・中村竜彦・伊藤篤哉)が無所属・岩瀬篤氏とともに上程した「4減」の条例改正案が、33対6の賛成多数により可決された。来春の統一地方選から新定数36が適用され、同議会は自らリストラすることで、東三河のリーダー市として範を示すことになった。
 大沢初男議長を除く39人による起立採決。最初にまちフォーラム代表の芳賀裕崇氏が「財政事情が厳しい中、議員1人当たりの費用を中核市中最下位にしたい」などと提案理由を説明。これに対し渡辺則子氏(とよはし市民会議)が「削減により市議を目指す女性や若者の門戸が狭くなる。市民意見を募って6月定例会で採決するべき」、伊達勲氏(共産)が「少数意見を反映するため削減すべきでない。議員1人当たりの報酬額を下げればよいのでは」などと反論。議員同士で議論した。
起立採決では、提案8氏と「豊橋自民」(9人)「公明」(6人)がこぞって賛成。最大会派「清志会」は鈴木道夫氏、豊田一雄氏が反対したものの、9人が賛成に回った。紘基会の寺本泰之氏も賛成。反対は清志会の2人と「共産」3人、渡辺氏の6人だけだった。
同改正案は「改選の1年前までに」という合意に沿って、主要5会派の代表者を中心に昨年5月から議論を重ねてきた。議案上程に当たっては、全会派一致の同意が得られてないことから「ルール違反だ」として一時審議がストップし、取り下げを求める動きもあった。

2009年 1月のレポートでもと外交官、原田武夫氏の「大転換の時代」という本から、現在の歴史的位置をどう見るかということで、下記のような参考資料を編集し、添付させていただいたが、今回の米国によるトヨタバッシング等の一連の動きを考えると間違いなくそう言った時代に入ったようである。先日、お送りした「トヨタリコール問題の裏を読む」の続編として朝倉 慶氏のレポート(2010 3/15号)「トヨタ叩きの真相を読んでいただければ、事の本質がよくおわかりになるのではないかと思われる。難しい時代を我々は生きているようである。

正  樹


*朝倉 慶氏のレポート(2010 3/15号)より


「トヨタ叩きの真相」


連日テレビや新聞をにぎわし、「これでもか」とも思えるアメリカによるトヨタ叩き。


そのあまりに峻烈な攻撃ぶりに、日本人として違和感や不自然さを感じている人も多いのではないでしょうか?


今回は、そのアメリカによる「トヨタ叩き」の真相について、朝倉さんが鋭く隠された意図を解き明かします。「なるほど、そういう理由があったのか」と腑に落ちると同時に、改めてアメリカの自己中心極まりなり策略に憤りを感じることでしょう。さらに今後のアメリカの動きには警戒の目を光らせておく必要がありそうです。


「アメリカの日本潰しが始まった」徳間書店から最近発行された、日高義樹氏の本には、今回のトヨタ叩きについて峻烈なアメリカ側の国家戦略の転換について、深刻な見方を披露しています。


現在少しは収まったとはいえ、トヨタに対してのアメリカ政府、世論の攻撃は驚くべきものでした。日々トヨタの車に親しんできた一般の日本人にとっては、本当だろうか、という疑問や懸念が頭をよぎっているものと思います。止まらないトヨタ叩きに、もちろん大きくなりすぎたトヨタという企業の問題、また常勝軍団の奢りがあった、と感じた人も多いと思いますが、一方で何か腑に落ちないアメリカ側の執拗なトヨタ攻撃に、その背後にある意図を感じる人も多かったことでしょう。



一体このトヨタショックは何だったのか? 今後の日本にどういう影響があるのか?


トヨタ叩きの本質は何なのか? 探ってみたいと思います。

Continue reading »

*新刊「裏読み日本経済~本当は何が起きているか~」(徳間書店)で適確な指摘をしている朝倉 慶氏のブログより



「円高で、為替仕組み債が破裂(破綻続出へ)」



いよいよ為替仕組み債が緊急事態



10月17日号の「週刊ダイヤモンド」によると、日本の為替仕組み債(※)投資の実態の一部が詳しく報道されています。読むだけでも驚きですが、問題はこの報道でさえ一部を書いたに過ぎず、日本全体でみると、凄まじい額の為替仕組み債取引がなされているのは疑いなく、これが、私の見方通り、激しい円高ということに陥れば、ほとんど全てノックイン状態(いわゆる契約で言われた為替の水準に到達して、大損する状態)になるのは疑いなく、国家として、緊急事態を迎えることになるだろうということです。

亀井大臣は今すぐに(円高になる前に)、このような外資や国内の大手銀行と結んだ「デリバティブ契約の無効」を、国家の意志として、アメリカ側、ないしは大手金融、欧米金融機関、デリバティブの組成側に、超法規的措置として通達すべきです。

このまま円高を迎えれば、これらデリバティブ契約に基づく為替仕組み債が、予定通り爆発して、地方自治体、大学、財団、また各地の中小企業など、ほとんど、仕組み債倒産に陥ってしまうでしょう。

(※仕組み債(しくみさい)とは、デリバティブ(金融派生商品)を組み込むことで、通常の債券のキャッシュフローとは異なるキャッシュフローを持つようにした債券。)

すべては必要必然。高まる亀井大臣への期待

Continue reading »

「悪夢のシナリオの可能性」

現在、新年度に向けて国・県・市町村で予算案が提示され、議論が始まっている。

もちろん、景気の悪さを反映し、税収不足を見込み、国債、地方債の発行額が増えることになる。

ちなみに豊橋市のように中核都市の中で上位にランクする堅実な地方自治体でも地方交付税の交付団体となり、来年度は普通交付税を3億円受け取ることになる。

また、前年比53.5%増の臨時財政対策債を60億円発行せざる得ない予算案だ。

他の地方自治体の財政状況も推して知るべしであろう。

ところで、日本政府の財源を支える日本国債は現在、誰が保有しているのだろうか。

2009年度末の保有状況を見てみると、ゆうちょと民間生命保険と社会保障基金で383兆円、56%保有していることがわかる。外国人は44兆円のわずか6%に過ぎない。


それでは、上記の臨時財政対策債のような地方債は誰が保有しているのだろうか。



Continue reading »

<一言余分なことを書きます。>

オリンピック女子フィギュアスケートで日本の浅田真央選手が果敢にトリプルアクセルに計3回挑戦し、成功したことはもっと、もっと評価されるべきであろう。日本人として、未知の世界に挑戦した彼女の不屈の精神に惜しみない拍手を送りたい。

ところで、前回のトリノの金メダリスト、ロシアのプルシェンコ選手の指摘のように、フィギュアスケートにおける4回転やトリプルアクセルのような高度な技の評価がもっと高くなければ、誰もリスクを冒して難しい技に挑戦しなくなってしまう。それでは、競技の進歩は止まってしまうではないか。

オリンピックはあくまで競技であり、アイスショーではないのである。今回、確かに浅田選手はミスをしたが、今回のフリーのキムヨナ選手の得点を分析すると、浅田選手はトリプルアクセルを2回飛んで、ノーミスで演技しても、キムヨナ選手の得点には及ばなかったことが推測できる。これは明らかにおかしいではないか。以下の採点表を見てもキム・ヨナ: 17.40 浅田真央: 8.82 ロシェット: 4.42 長洲未来: 8.50

安藤美姫: 5.30 GOE(評価点)キムヨナの評価点が異常に高い。NHKの放送で解説の本田武志くんが言った「両者とも同じくらいのGOEが付いて良いと思うのですが」というのは全くの正論である。



日本のIOCは断固この採点に抗議すべきだし、もっと政治力をつけるべき時期にきているように思われる。

思い起こせば、2002年ソルトレイクシティ五輪のペアジャッジ疑惑事件(ロシアとカナダの代表間にあった判定疑惑で新採点システムへのきっかけとなったとされている)も、「不正があった」と言われているが、その真相は明らかにされていない。「プレッシャーを受けた」と発言した当時の五輪ジャッジのいう「プレッシャー」とは具体的にどの程度のもので、どのくらい採点に影響を与えたのかは不明のままである。北米の異常なまでにヒートアップした報道に、IOCとISUが追加で金メダルをカナダ代表のペアにも授与して、その詳細も不明なままに、早々に事態を鎮める解決法を選んだのだった。

ところで、仄聞するところによれば、北米社会の「ロシア憎し」の感情の強さは、今でも日本人には理解しがたい異常なものようだ。対ロシアとなると、関係者と報道メディアが一丸となって「ロシアが我々よりも優れているわけはない」ということを証明しようと躍起になる傾向が顕著。このようにロシアと北米勢の間のフィギュアスケート判定でひと悶着起きるのは決して偶然ではない。そして、その傾向は今回のような北米での五輪開催時にいっそう強くなる。もし、ロシア人のタチアナ・タラソワコーチがついている浅田選手がノーミスで演技をしたら、多くの方が上記に書いたようなことに気づいておそらく大論争が起きたことであろう。

そんなことを考えていたら、次のような冷厳な文書を見つけた。

これまでにも噂のあった、キム陣営とISU副会長(韓国系カナダ人)との間で結ばれた計画的なものなのではないか、という疑念が私の中でわき起こりました。

韓国は2014年のソチ五輪のあとの冬季五輪開催国に名乗りを挙げており、国民的スターのキムヨナを五輪で優勝させて(彼女は既に招致委員会の委員となっている)、「金メダリスト」を顔に据えての招致活動を望んでいるので、韓国はどうしてもキム選手に金メダルを取らせたいという意向があるというのです。」真剣に努力する選手の陰で、その国の政治力の差が、実力伯仲の場合、明暗を分ける可能性があることを我々は忘れてはなるまい。(たとえば、日本は浅田選手が有利になるように、例えば、トリプルアクセルの点に大きなボーナス点が付くような採点方式にするように働きかけただろうか。)

ところで、国際政治における政治力とは、外交力と軍事力である。外交力とは、軍事力を用いず、相手国を自分の意図するように、動かすことである。悪い言葉で、言えば内政干渉のことなのである。日本という国は、第二次世界大戦後、対米従属を強いられた結果、実質、国際政治力、ゼロの国なってしまった。豊田章男社長の公聴会での証言の報道を見ていて感じたことは、まさにそれである。日本の国民が、企業が外国で大変な状況にあってもその人たちをサポートする政治力が日本には、存在しないのである。たとえば、北朝鮮の拉致問題が解決しないのは、なぜか。それは、拉致問題を国内の誘拐事件と同じように、警察問題のように扱っていることに原因があることを誰も公には指摘しようとしないが、この事件は拉致問題ではないのである。北朝鮮による日本の主権の侵害であり、侵略なのである。軍事の問題なのである。米国かぶれの評論家諸氏は、アメリカが日本を守ってくれる、守ってくれると呪文のように唱えているが、北朝鮮が長年にわたってこのように日本を侵略しているにもかかわらず、また、日本の上空には、米国の静止軍事監視衛星があり、米国はすべてを把握しているはずだが、米国は日本に何かしてくれただろうか。

その意味で、IOCにおける日本の政治力のなさが、真央ちゃんがミスしたおかげで、露呈しなくて済んでほっとしている関係者もいるのかもしれない。

今回、ご紹介する本は、

「マインドコントロール~日本人を騙し続ける支配者の真実~」(ビジネス社)池田整治著です。



実は昨日(2月26日)、作者の池田整治氏と3時間ほどお話しさせていただく不思議な縁を得ました。池田氏は現職自衛官らしく、大変折り目正しい、また、空手七段の雰囲気も併せ持つ大変温厚な紳士でした。

小生が一番、吃驚したのは、現職の自衛隊幹部がこのような本を出版していることです。本の内容は、元航空幕僚長の田母神俊雄氏の本よりも遙かに吃驚する内容です。もっとも彼が口頭で喋っていた内容の方が遙かに驚愕の内容でしたが。

世の中は激変しております。グリンスパーンが100年に一度の金融危機という言葉を流行らせましたが、その渦中にいる我々はなかなか気づくことが、できないけれど、1600年に一度ぐらいの歴史的な大きな転換期に現在はあるのではないかと思われます。今まで、家庭で教えられてこと、学校で習ったこと、マスコミで報道されていることを中心に何となく私たちは常識(思い込み)というものを自分の中に作ってそれを尺度に暮らしているわけですが、それらを突き崩す内容の本です。その意味で抵抗がある方もいるかもしれません。しかしながら、大変興味深い内容です。是非、ご一読下さい。産経新聞に載った書評をまず、紹介します。

(以下引用)

『マインドコントロール』池田整治著

現役自衛官が説く「真の歴史」

現役の自衛隊幹部が、日本の「真の歴史」を説き、世界の「裏の支配者」を告発する本と聞けば、読者諸兄は眉(まゆ)に唾(つば)しますか?

著者の池田整治氏は現在一等陸佐であり小平学校の人事教育部長(元49普通科連隊長)です。テレビ中継までされ全国の人が固唾(かたず)を飲んだ、上九一色村のオウム真理教サティアン突入劇で、唯一武官として警察にアドバイザー同行した人物でもあります。

その池田氏が20年近くに亘って独自の体験、情報とその分析を繰り返して積み上げた軌跡が本書です。

GHQ(連合国軍総司令部)による自虐史観の刷り込み、宗教を隠れ蓑(みの)とした謀略、水道水の塩素を巡る米軍との衝撃的なやりとり、添加物(化学物質)で汚染された食卓、インフルエンザなどのウイルス兵器で脅される世界、大和王朝成立の本当の背景、戦争のたびに儲(もう)ける支配層による仕組み作り、江戸の素晴らしさを否定された日本人への罠(わな)など、これまで普通の日本人が陰謀史観だと思い込まされていた事象の一つひとつを、独自のコメントで引っくり返していきます。

私が池田氏に最初にお会いしたのは小平学校です。船井総合研究所の創業者でもある船井幸雄先生からのご紹介で、空手7段と伺っていたことから、どんな険しい人だろうと思っていたところ、現れたのはかわいい目をした男性(笑)。

「現役の幹部自衛官がここまで書くのはすごい」「歴史を見る目、メディアを見る目が変わった」「本当のことを知りたい、続編希望」との読者からの声が、続々と集まっています。(ビジネス社・1680円)

ビジネス社編集部長 瀬知洋司

次に経営コンサルタントの船井幸雄氏の書評も紹介します。

昨年読んだ本の中で、「一番多くの人に読んでほしい」「いま一番知らせたい」と、私が思ったのは、池田整治さんの『マインドコントロール』(09年12月22日、ビジネス社刊)です。

この『マインドコントロール』の著者の池田整治さんは陸上自衛隊の現職の幹部です。私の親友です。彼が第49連隊長の時からの知人ですが、何十通もの手紙を交換しました。信頼できる好男子で、唐手の達人です。

ただ、この本の本HPへの紹介がおそくなったのは、「紹介すると彼にマイナスになるのでは?」と、現職の自衛隊幹部である彼の立場を考えると、私に逡巡があったからです。

と言っても、この本の内容が正しくない…というわけではありません。九十数%は正しいと思います。というのは、実務家で真実を知らねばならない経営者兼経営コンサルタントとして、私が「正しいし、この通りだ」と思うことが本の内容の九十数%だからです。私は立場上、いろんなことを調べ知ったのです。この本にはそれらが書かれています。

私は、特別の会の講演などでは、それらのことを話していましたが、本にまで書く勇気(?)のなかったことがほとんどで、それらを池田さんは「ずばり」と書いているからです。

同書は、私のような物識り(?)の日本人や世界各国のエリートにとりましてはほとんど常識ですが、日本人の99%以上の人々は知らないこと、気がついていないことなのです。それらを実に分りやすく同書で事実とともに解説しています。

多分、ほとんどの政治家、官僚、経営者、ジャーナリスト、学者なども気づいていないか、まちがった認識をしていると思います。

同書内には、アメリカ軍は「日本の水道水は塩素が入っているから毒だと言い、そのままでは飲まない」現実などから、「タミフルなどは接種しない方がよさそうだ」と取れる文章もあります。

ともかくGHQの占領政策で、日本を二度と立ち上れないようにしようとしたことと、その結果、日本人の特性(ヤマトごころ)が、いまや歴史からも日本人からも抹消させられようとしている事実、どうしてアメリカの属国になり、多くの日本人がそれから脱しようとしないのか…の理由などが実に赤裸々に書かれています。

私は池田さんが自衛隊幹部であり、防衛大学校を卒業したエリートであることから、この書の紹介をやめようと思いましたが、三度読みかえし、去年、12月31日付けの彼のエッセイ(メルマガ:心のビタミン(エッセー))を読み、それは彼の本意ではないと思いなおし、あえてきょうここに紹介することにしたのです。

本書は税抜き1,600円、214ページの普通の本です。ふつうの人なら、2-3時間で読めます。

ぜひ、日本人ならお読みいただきたいのです。

1933年に生まれ、1945年の終戦時、すでに中学生だった私は同書に書かれていることのほとんど全てが事実であったことを証明できます。あえて言いますと、私の研究によりますと、同書中、多少事実と反していると思うのは、「天皇家の歴史と大化の改新などのこと」と『ヒマラヤ聖者の生活探究』(ベアード・スポールディング著)が、イギリスの調査隊たちによるということくらいです。前者は古事記と日本書紀によって悪者にされた蘇我氏のことを正しく付加してほしかったのです。

後者は、どちらかといえば米国人中心の調査隊だった…ということくらいで、ともに同書の内容には何ら影響のないことです。

ふつうの人、特に70才以下の人にとっては、びっくりすることのオンパレードだと思いますが、同書に書かれていることはほとんど正しいことです。そしてこれが事実です。

以下目次を紹介します。

序章 オウム事件から、世の中の「真相」を求めて

・サティアン突入

・警察庁からのオファー

・運用アドバイザーとして特捜刑事に同行

・地下鉄サリン事件勃発と、ある戦友からの手紙

・「税金泥棒」と罵られた青春時代

・少年工科学校、防衛大学校、そして卒業

・なぜ優秀な連中が、カルトの手中に落ちたのか?

・マインドコントロール「三つの手法」

・化学物質が脳と体に及ぼす多大な影響

・日本人はマインドコントロールされてきた

第一章 日常生活に忍び寄る食品添加物の実態

・和食を捨てた日本人を嘆いたアメリカ人科学者

・人間は48種類の栄養素だけでは作れない?

・カップ麺200食を一気に食べると即死する

・ハロウィンもマインドコントロールされていた?

・ニコチンの危険性を出すことで、タバコの本当の中身は追及されない

・方向転換したある営業マンの実話

・スーパーで売られるのは、醤油ではなく「醤油風の調味料」

・エコ先進国ドイツの原型は「江戸」だった

・表面上の副作用以上に、遺伝子レベルの悪影響が考えられる

・食とウィルス「情報操作」のからくり

・本来の日本文化に回帰する最後のチャンス

・水道水はなぜ、塩素消毒なのか?

第二章 第五の民主権力「インターネット」で流れを読み解け

・マインドコントロールの視点から流れを読む

・情勢を読むときに使う「二つのポイント」

・イラクと日本の敗戦は共通のシナリオ?

・支配者たちは自国民でさえ平気で「餌」とする

・戦争でさえ広告代理店が荒稼ぎしようとする

・日本の存在なくして米軍は広範囲な行動が一切できない

・ハリウッド映画に見る「隠された意図」

・情報の一方通行を変えたアルジャジーラの台頭

・インターネットによる「第5の民主権力」の萌芽

第三章 「ヤマトごころ」を歴史から抹消せよ

・民族を滅ぼすには、まずその歴史を消せ

・明治維新で半分、戦後に残りの半分がほぼ消された

・サクラマスとヤマメの知られざる「関係」

・世界中へ散らばったヒトが、その地域に適したヒトへと変化

・日本列島は実にユニークな存在

・太古の先住日本人は渡来人へと吸収・同化された

・大和朝廷はいかにして中央集権を完成させたか?

・里宮と奥の宮に見る「日本統一の証」

・君が代はアメリカ国歌制定のきっかけだった

・歴史を読む上で欠かせない「人口」という尺度

・人身御供も五穀豊穣も「日本のお祭り」として同化した

・「和を以て尊しとす」という言葉に秘められた暗号

・一人がDNAに持つ数億人分の体験と叡智

・「共生」という本流から外れた時に国が乱れる

・江戸は人類史上、最初で最後の「共生都市」だった

・都市全体が循環する「リサイクル」国家

・悪臭漂うパリやロンドン、物乞いのいない江戸

・究極の文化・芸術の華が数多く誕生

・ヤマトごころは江戸を通じて純化・進化した

・左手にバイブル、右手に銃というスタンスで自国領土化

・「悟る」ことでいつでも神の声が聞こえるという教えだったキリスト教

・何でも取り入れてきたことを自嘲することはない

・西部劇はマインドコントロール「基本中の基本」

・真の支配者たちが一番利益を得る投資活動は「戦争」

・伝統的な神事が三代途絶えると日本民族は滅びる

・幕府が勝っても薩長土肥が勝っても儲かる「仕組み」

・裏の金融体制の確立のために葬られた坂本龍馬

・共生の精神もヤマトごころも解せず、武士道なき属国政府の誕生

・歴史書も教科書も新聞記事も、明治政府の正当性のために書かれた

・武士道の真髄を知っていた徳川家

・対日批判・反日行動の裏側に潜む、支配体制の「対日工作」

・国家という枠を超え「お金目当ての闘い」だった日露戦争

・有色人種代表だった日本が白人国家の恨みを買ったいきさつ

・ルーズベルト政府内には300名もの共産主義シンパがいた

・戦争犯罪情報プログラムに基づく占領政策

・自虐史観を全国民の脳へと徹底的に刷り込み続けた

・世界金融支配体制の広告塔と化した大学教授たち

・それでも戦況に影響を与えない特攻を選んだ若者たち

・米軍はなぜ「空手道」を正式に軍へと取り込んだのか?

・アメリカは金融寡頭体制、個人競争社会、情報独占という視点で見よ

・太平洋戦争はアメリカが日本を倒して中国に進出するための戦争

・戦犯の捏造は日本を弱体化した上で居座るための「口実」

第四章 現代日本へのマインドコントロール戦略

・なぜ「知らない人に挨拶してはダメ」と教えるのか?

・日本人が完全に「アメリカのペット」になったことを知らせた漫画

・聖徳太子の判断基準と現代官僚の判断基準

・「手引書」通りに金融支配体制のために仕事をした日本の官僚

・「つながり」という横糸と「歴史」という縦糸が切れた日本

・式典は加害者であるアメリカ代表の「謝罪スピーチ」から始めよ

・絶妙なタイミングだった米空母での対処訓練

・ロシア内から世界金融支配体制を追い出したプーチン

・霊性が高まることは支配者層にとって非常に迷惑なこと

・本当は「日本版画派=浮世絵派」と名乗っていたゴッホ

・多生の縁を体感させ、包み込むことができるのは日本人だけ

終章 人類文明の危機とアインシュタインの「予言」

・世紀の茶番劇だった「東京裁判」

・「日本の戦争は自衛のためだった」と上院に証言したマッカーサー

・自国の貨幣を基軸通貨にすることが世界支配のポイント

・部下を無事日本に連れて帰れば、日本は必ず復活すると確信した父

・世界の盟主は日本だと予言したアインシュタイン(目次転載ここまで)

池田 整治プロフィール(いけだ せいじ)

陸上自衛隊小平学校 人事教育部長/1等陸佐

1955年、愛媛県生まれ。防衛大学校国際関係論卒業。空手道7段を有し、全日本実業団空手道連盟理事長を務める。陸上自衛隊第49普通科連隊長を経て現在、小平学校にて、人事行政に携わる幹部等の養成にあたっている。著書に『心の旅路』(新風舎)がある。

1
© 2011 山本正樹 オフィシャルブログ Suffusion theme by Sayontan Sinha