天使の歌声

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9月 182012

リベラの「天使の歌声」に癒されて下さい!

 

               <命の奇跡>



Libera – Air (Bach)

坂東玉三郎さんが「人間国宝」に

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7月 312012

坂東玉三郎さんがついに人間国宝になったようである。素晴らしい!

2008年にNHKで放送された「プロフェショナルの流儀」という番組で彼の超人的な精進ぶりを紹介していたことが思い出される。その努力が梨園の御曹司でない玉三郎を人間国宝にしたことは、間違いない。

しかしながら、若い頃の彼の妖しい、不思議な美しさも決して忘れることはできない。かつて、三島由紀夫は、玉三郎の出現を現代の奇跡と言った。以下、引用(国立劇場プログラム 昭和45年 8月より)



玉三郎君のこと

 

「女形は歌舞伎の花である。老練な偉大な女形が必要な一方では、莟の花の若女形がいなければ歌舞伎は成り立たぬ。しかし今の時代に、このような花は、培おうとしても土壌がなく、ひたすら奇蹟を待ちこがれるほかはない。その奇蹟の待望の甲斐あって、玉三郎君という、繊細で優婉な、象牙細工のような若女形が生まれた。歌舞伎というものの異常な生命力の証である。痩せているのに傾城もできる「ぼんじゃり」した風情があり、なおやかでありながら、雲の絶間姫もやれる芯の強さやお茶っぴい気分もある。この人のうすばかげろうのような体が、舞台の上でしなやかに揺れるときに、或る危機感を伴った抒情美があふれる。そして何より大切なのは、気品のある美貌なのである。

 美貌が特権的に人々の心をわしづかみにする。この力を歌舞伎が失ったら、老優の深い修練の芸の力のみで、歌舞伎を維持できるものではない。世阿弥以来、日本の芸道は、少年の「時分の花」と、老年の「まことの花」とが、両々相俟って支えてきたのである。

玉三郎君という美少年の反時代的な魅惑は、その年齢の特権によって、時代の好尚そのものをひっくり返してしまう魔力をそなえているかもしれない。

 昨年拙作「椿説弓張月」が国立劇場で上演され、私自身が演出を担当したとき、はじめて玉三郎君を扱って、その稽古の行儀正しさ、素直さ、真剣さ、セリフを一字一句まちがえずに大切にすること、等から父勘弥丈のきびしい躾と、立派な教導を感じた。しかしまじめなばかりで花がなければ何にもならぬ。山塞の場の白縫姫の冷艶、かよわい美のみが持つ透明な残酷さ、等は、正に私の狙ったものそのもので、時折、舞台を見ていて私は戦慄を感じた。

 又、海上の場で一転して、純情で一途な姫になり、わが子との別れで舳に崩折れてさしのべる人形風な手の美しさ、のけぞる形の人形風な誇張、愛する良人為朝の手をふり切って入水するときの、身をしなしなと左右に激しく振るうしろ姿の一瞬の鋭い優雅、、、、

すべて演出家の意をよく伝えた演技を見せてくれた。」

歌舞伎研究家、渡辺 保氏の女形・玉三郎より

「玉三郎が演じているのは一人の女であると同時に女の美しさであり、女をこえた美しさそのものである。小林秀雄は美しい花はあるが、花の美しさというようなものはないといったが、そのこの世にはない美という観念を玉三郎は演じ続けている。

美を演じる一人の俳優――――――だからこそ現代の妖精なのである。」

日本の伝統文化の伝承を若い人たちにすすめるためにも玉三郎さんのさらなるご活躍を期待したい!

 

 

20120721 スポーツ報知より

芸能坂東玉三郎、人間国宝に…歌舞伎女形では5人目」

 

人間国宝6 件に決まり、喜びを語る坂東玉三郎 歌舞伎界きっての人気立女形の坂東玉三郎(62)が重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されることが20日、分かった。文化審議会が平野博文文部科学省に答申。京都・南座で会見した玉三郎は「役の向こう側の世界を感じていただける俳優でありたいですね」と喜びを語った。

 

 女形としては長身の173センチに、梨園の生まれではない“ハンデ”を背負っていたが、中村歌右衛門さんや尾上梅幸さんら女形の名優たちと肩を並べた。歌舞伎の女形では、中村芝翫(しかん)さんが1996年認定されて以来5人目。時代物から新歌舞伎まで幅広い分野での高水準の演技が、認定の理由だ。

 

 人間国宝6 件の認定には「功成り遂げた方がなるもので、そういう立場にないと考えていた」と、躊躇(ちゅうちょ)する思いもあったが「後輩の指導」と「歌舞伎界の発展」に向け、前向きにとらえた。「肩書(人間国宝6 件)が付くことで、演出しても物が言いやすくなると思う。うれしさより責任を感じますね」

 

 これまでの半生は「好きでやって来ましたから、苦労というものの、実感もありませんでした」と笑顔。今後は後輩の指導はもちろん、立女形の第一人者としての活躍にも期待が高まる。

 

 人間国宝認定とともに再び大名跡「守田勘弥」襲名の声が上がりそうだが「勘弥は江戸三座の座元。女形はいませんでしたから、これまでも考えたことはありません」と否定した。

 坂東 玉三郎(ばんどう・たまさぶろう)本名・守田伸一。1950年4月25日生まれ。57年12月、坂東喜の字(きのじ)の芸名で東横ホール「寺子屋」の小太郎で初舞台。64年6月に14代目守田勘弥の芸養子となり、歌舞伎座「心中刃は氷の朔日」で5代目坂東玉三郎を襲名。「桜姫東文章」の桜姫などの気品のある姫役をはじめ「助六由縁江戸桜」の揚巻や「壇浦兜軍記」の阿古屋などを演じ、立女方の地位を確立。商業演劇や中国の崑劇(こんげき)、太鼓集団「鼓童」の演出、映画監督など多方面でも活躍。屋号は大和屋。

「ナンバーワン」(=一番になりたい)では、なく「オンリーワン」(=自分らしさにこだわる)を目指した演技で見事、6年前にトリノオリンピックで金メダルを獲得した荒川静香さんの素晴らしい演技、自分らしさにこだわった姿に感動した。今でも彼女のそのときの演技を見ると胸が熱くなる。



「普段、周りの視線や評価基準を気にして自分らしさを忘れてしまいがちだが、他人と自分を比較して違いを意識しすぎるよりも、自分らしさをしっかり考えて、自分のできることというのをしっかり見つめる。」

 そんなことが大事だということを、改めて考えさせられた感動の演技。点数にはならないイナバウアーをやってから拍手がずっと続いていて、スタンディングオベーションとなっていくところに注目していただきたい!

荒川静香 トリノオリンピック フリー演技

素晴らしい歌声(聞き惚れました!)

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5月 012012

第82回選抜高校野球大会 国歌独唱 野々村彩乃

素晴らしい歌声、聞き惚れました! 是非、聞いてみて下さい。ピュアな心が伝わってくる声の持ち主です。

 

4月 252012

日本、初優勝!女子フリーは鈴木が逆転で1位=フィギュア国別対抗

フィギュアスケートの世界国別対抗戦は21日、東京・国立代々木競技場第一体育館で最終日の演技が行われ、日本は55ポイントを獲得し初優勝した。最後に行われた女子フリースケーティング(FS)に出場した鈴木明子(邦和スポーツランド)は終盤でのジャンプにミスが出るも、要素をきちんとこなし187.79点、逆転で1位となった。村上佳菜子(中京大中京高)は、ジャンプにミスが相次ぎ6位だった。

 鈴木は冒頭のトリプルルッツをきれいに着氷すると、続くダブルアクセル-トリプルトゥループ、トリプルフリップも着氷。ただ、課題となる後半のトリプルルッツは2回転になったが、スピンやスパイラル、ステップでは会場を魅了した。

 一方、村上は後半の3回転のコンビネーションジャンプが2回転に、3連続ジャンプも1回転になるなどミスが重なり、159.62点で6位に終わった。

<女子全順位>

1:鈴木明子(日本)187.79

2:カロリーナ・コストナー(イタリア)185.72

3:アシュリー・ワグナー(米国)179.81

4:アデリナ・ソトニコワ(ロシア)169.69

5:グレイシー・ゴールド(米国)169.65

6:村上佳菜子(日本)159.62

7:アリーナ・レオノワ(ロシア)153.71

8:バレンティナ・マルケイ(イタリア)152.59

9:マエ・ベレニス・メイテ(フランス)144.15

10:アメリー・ラコステ(カナダ)143.88

11:イリサ・シリテ(フランス)138.63

12:シンシア・ファヌーフ(カナダ)126.95

鈴木、現役続行を表明「もう1回頑張ろうという気持ちになった」

 以下は鈴木のコメント。

「結果はすごく良かったですが、演技の内容は不完全燃焼だったので、来シーズン頑張らなきゃと思いました。お客さんもほかの国の選手も応援してくれてうれしくて、最後まで全力でやろうと思いました。

(今大会を経験してみて)試合に来るまでは、体の面と精神的な面での調整がかみ合っていませんでしたが、こっちに入ってきて、みんなで団結するという気持ちになりました。応援もあって楽しめて、良い試合だったと思います。

(ソチ五輪に向けて)まだどこまで続けるかは分かりませんが、とりあえず来シーズンはもう1回頑張ろうという気持ちになりました。

(1位という結果で終えて)今シーズンはずっと結果と内容がなかなか合わず、結果の方が良いというまま最後まで終わってしまったので複雑な気持ちです。良い結果だったのは自信になりますが、満足はできていません。

(演技前にナタリー・ペシャラが大声で応援をしていたが、集中の面では問題なかった?)緊張していたのですが、あれで少しほぐれました。すごくうれしくて、先生とも『ありがたいね』と言いながらスタートしました。とても心強かったです」

<2012年4月21日 スポーツナビより>

「素晴らしい」の一言

27歳は女子フィギュアスケーターとしてトップで戦うには驚異的という年齢だと言われている。表には出さなくても体のケアやトレーニングなど、若い選手と同等に戦うために血のにじむような努力を彼女がしていることは間違いない。

謙虚にひたむきに、純粋に競技に打ち込む姿は郷土の誇りだ。

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