~北海道の夕張市を始め、日本全国の地方自治体が破産の危機に直面している。なぜこうした事態が発生したのだろうか。~



それには資本主義社会における「会社」というものを考えてみる必要がある。



会社というものは営利企業である。出来るだけ利益を出すことを目標としている。目先だけ考えれば、働いている者に支払う給与が安ければ安い程、当然会社経営者の手元に残る利益は増える。人件費のコストが安くなった事により、コストを低く押さえ利益を増加させる事が、会社経営者としては手っ取り早く利益を出す方法に見える。その結果、当然そう言った行動をとることになる。(日本経営の神様と呼ばれた松下幸之助はそう言った経営行動の逆をした、彼には大局が見えていた。)

一企業の行動としてはこれが(短期的には)「合理的な行動」と言えよう。

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