いよいよ21世紀の大変な10年間が始まる。この2010年からの10年間でほとんどの常識、パラダイムが大きく変わっていくことになると思われる。そのために我々はこれから臥薪嘗胆の時を過ごさなければならないだろう。

ところで、鳩山由紀夫首相が書店に小生の尊敬する松岡正剛氏を伴って本を買い求めに行ったそうである。 松岡氏のような人にアドバイスを受けて本を買うことができるとは、何とも贅沢なことである。

やはり、松岡氏が鳩山氏に薦めた本の中で注目すべきはジャック・アタリの「21世紀の歴史」であろう。

この本の中でジャック・アタリ氏は「果たして日本は生き残れるのか」という日本語版序文を寄せている。そして、日本が20世紀後半に世界の中心勢力になる可能性があったにもかかわらず、そうならなかった理由として次の三つを上げている。

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