*今回は本の紹介です。

昨年10月のレポートでは、日本はダメだ、ダメだと言われながら、円という通貨が市場で一番評価されている理由の一つかもしれないということで、「天皇の金塊」(高橋五郎著)という、人によっては、トンデモ本に分類するかもしれない大変興味深い本を紹介させていただいた。ところで、小生がレポートでも時々紹介・引用する元外交官原田武夫氏がこの5月に高橋五郎氏の本の内容を補強するような本を出版した。

小生は、東大出の元外交官がこのような本を敢えて出版したことに正直、驚愕している。真贋は兎も角、あまりに興味深い分析のおもしろい本である。

推理小説の一つとして楽しんでいただきたい。

その本は、「狙われた日華の金塊」原田武夫著(小学館)である。

ところで、あなたは、戦前、日本銀行の大株主だけでなく、日本の主だった会社の大株主であった天皇の資産が戦後どうなったのか、知っているだろうか。また、明治維新から現在に至る日本の本当の歴史を教科書以外で学ぶ機会があっただろうか。

金塊の有無はともかく、勉強になる本である。

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